【新唐人2014年10月03日】10月1日は中共が政権を取った日ですが、北京の天安門広場では、厳重な警備が敷かれた中で国旗掲揚式が行われました。政府が許可した12万人が国旗掲揚式に参加しましたが、終了後、3.5トンのゴミが回収されました。一方、官製メディアの「人民日報」は天安門広場の地面はゴミもなく、とてもきれいだったと報道し、物議をかもしています。
中国の「法制晩報」によると、今年は、去年より1万人多い、およそ12万人が天安門広場で国旗掲揚式を鑑賞しました。
一方、情報によると、1日、天安門広場や付近の道路では厳しい警備かしかれ、一般人は広場に近づくことすらできなかったそうです。国旗掲揚式には各企業から団体で参加したそうです。
上海からの陳情者 貢さん
「私も行きましたが、警備が厳しく、近づけませんでした。人が多いとゴミも多いのです。北方の人は痰を吐く習慣があり、清掃員たちが一生懸命清掃していました」
報道によると、清掃会社の統計によると午前10時までに片付けたゴミは3.5トンで、去年より3割減ったそうです。地べたに座ってもいいくらい、常に500人の清掃員が天安門地区の清掃を行っているそうです。ほかに「中国経営報」も天安門広場にゴミが散乱していたと報じました。
北京市民 劉さん
「環境保護意識が低いので、食べ終わったものや紙をあちこちポイ捨てします。清掃員も少ないので、間に合いません。ゴミ箱も限られています」
一方、人民日報はマイクロブログで、国旗掲揚式が終わったあと、「天安門広場は乱れておらず、地面も非常にきれいだった。12万人の素養の高さにいいねを押しましょう」と報じました。
北京市民 劉さん
「ゴミで溢れかえり、国家の面目が立ちますか?『乱れていない』なんて、メディアは良い事だけ報じ、悪い事は報じないのです」
記者は北京環境衛生集団公司宣伝部の部長に電話取材を試みましたが、相手はメディアだと分かるとすぐ電話を切りました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/02/a1143073.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)